応急処置

2022.08.09

応急処置

こんにちは。中川です。

 

8月になり1週間が経過しました。暑い日が続いていますね。改めて水分補給を意識して熱中症対策をしましょう。水分補給のブログを以前書いたのでそちらも是非ご覧ください。

水分補給 https://www.kamata-seikotsu.com/blog/?detail=5124

 

そろそろお盆の時期になってきましたね。お休みを取って実家に帰省したり出かけたりする方も多いのではないでしょうか?また家の掃除をしたりといつもと違う事をやる方も多いと思います。そういう時はいつも使っていないような筋肉を使ったりすることでギックリ腰などケガをすることがよくあります。また当日は大丈夫でも翌日に痛みが出てくる場合もあります。安静にしていれば治る場合もありますが中々治らない場合もあります。どちらにしても早期治療をする事で治りが早くなります。お盆の時期も当院は通常通り診療しておりますので何時でもご相談下さい。

 

もしギックリ腰、寝違えなどで痛みが強くて来院するのがしんどい時は自宅で応急処置をしっかり行いましょう!

応急処置は様々ですが最もポピュラーなのがRICE処置です。今回はこのRICE処置について紹介します。

外傷を受けたときなどの緊急処置は、患部の出血や腫脹、疼痛を防ぐことを目的に患肢や患部を安静(Rest)にし、氷で冷却(Icing)し、弾性包帯やテーピングで圧迫(Compression)し、患肢を挙上すること(Elevation)が基本です。
RICEはこれらの頭文字をとったものであり、スポーツを始め、外傷の緊急処置の基本です。ご家庭にテーピングなどがないというかたも少なくないと思います。なのでそういった場合は安静と冷却をしっかり行いましょう。

アイシングを実施するうえで、重要なことは1.冷却温度、2.冷却時間、3.インターバル(冷やす間隔)と言われています。

冷却温度:アイシングの冷却温度が氷点下であると凍傷になる恐れがあります。家庭用の冷凍庫で作成した氷は0℃以下に凍っている場合がありますので、すぐに使用はせず、表面が溶け始めてから使用をするようにしてください。

冷却時間:アイシングは、急性外傷・スポーツ障害ともに15~20分程度の実施が望ましいとされています。アイシングを実施すると、①強い冷感, ②灼熱感, ③疼痛, ④感覚消失の順で感じ、感覚が消失するまでに約15~20分と言われています。感覚がなくなったらアイシングを終了するようにしましょう。

インターバル:急性外傷の場合、15~20分のアイシングを1~2時間の間隔をあけて、24~72時間継続することが望ましいと言われています。また、急性外傷後のアイシングは、バンテージによる圧迫と併用することで効果が高いと言われています。スポーツ障害のインターバルは急性外傷ほど繰り返す必要性はありませんが、繰り返す場合は最低2時間以上の間隔をあけることが推奨されています。

 

アイシングの注意点としては、凍傷や神経損傷が挙げられます。長時間の冷却は、凍傷の危険を伴いますので、感覚がなくなったら終了するように気を付けましょう。睡眠中は過剰な冷却を避けるため、行わないようしましょう。また、冬季など環境温が低い場合や、強風・降雨によって体温が奪われやすい環境では全身の体温低下に注意して実施するようにしましょう。

神経損傷は、肘の内側など神経が皮膚に近い場所で長時間実施することで起こる可能性がありますので注意してください。

 

当院は予約不要ですので急な痛みが出た場合は予約せずそのままご来院可能です。痛みが慢性化すると治るのに時間がかかるので無理せず治療しましょう。

ご来院お待ちしております。

 

 



スタッフ 中川 進吉